教員紹介

共通教育センター
教授  学長

小嵜善通

OZAKI Yoshiyuki
美術史家、附属近江学研究所長

専門分野

日本美術史

研究領域

近世絵画史、特に桃山時代の狩野派、江戸時代の京都画壇の研究

学位

大阪大学大学院 文学研究科 芸術学専攻 博士前期課程修了(文学修士)

略歴?業績

■主な論文

1987 「醍醐寺理性院客殿の障壁画について」フィロカリア4 大阪大学文学部
1988 「西本願寺の呉春筆耕作図について」古美術85 三彩社
1989 「寛政期以降の呉春について」MUSEUM455 東京国立博物館
1990 「大中院の海北友松筆障壁画の制作年代について」日本美術工芸618 日本美術工芸社
「狩野孝信の作風について」美術史128美術史学会編
1992 「近世初期における雲龍図の展開」古美術103 三彩社
1994 「大善寺蔵 洞仙院殿像の像主をめぐって」日本美術工芸667 日本美術工芸社
1995 「狩野貞信の作風」 武田恒夫先生古希記念論文集「美術史の断面」 清文堂
1996 「本法寺蔵 日親上人像の筆者をめぐって」京都市文化財ブックス11 京都市文化財保護課
1998 「近世京都画壇における伝統的漢画系流派」京の絵師は百花繚乱展図録 京都文化博物館
2000 「等持院方丈障壁画と狩野興以」国華第1253号 国華社
2004 「二条城二の丸御殿白書院障壁画の筆者について」国華第1300号 国華社
2004 「円満院時代の円山応挙筆寒山拾得図屏風」国華第1304号 国華社
2005 「祇園祭と京都画壇の画家ー関連装飾品一覧ー」必威体育学術活動報告
2006 「景山家時代の狩野永岳」美術史161美術史学会編
2010 「本隆寺の長谷川信春筆西王母図」必威体育紀要第1号
2011 「名古屋城本丸御殿玄関二之間竹虎図障壁画の筆者について」必威体育紀要2号
2013 「絵画資料から見た大船鉾の形状の変遷」祇園祭大船鉾復原の歩み 祇園祭山鉾連合会
2014 「安土城書院の狩野永徳筆三上山図」必威体育附属近江学研究所紀要第3号
2015 「八木奇峰と祇園祭八幡山」必威体育附属近江学研究所紀要第4号
2016 「等伯画に潜む主題」必威体育紀要第7号
2017 「狩野派における興以の役割」必威体育紀要第8号
2018 「絵画資料から見た鷹山」祇園祭鷹山調査報告書 祇園祭山鉾連合会
「福田平八郎「漣」–画家のことばⅡ–」必威体育附属近江学研究所紀要第7号
2019 「絵画史料からみた祇園祭鷹山」必威体育紀要第10号
2020 「歌枕 野路の玉川」必威体育附属近江学研究所「文化誌近江学」第12号

■主な著作物

1988 『京の古仏―里にいきづくみ仏たち―』(京都市文化財保護課)
1992 『近世の京都画壇―画家と作品―』 (京都市文化財保護課)
1996 『京都 近世の肖像画』 (京都市文化財保護課)
1997 『京都市姓氏歴史人物大辞典』共著 (角川書店)
『寛永文化のネットワーク』共著 (思文閣出版)
『日本美術館』共著(小学館)
2007 週刊百科『仏教新発見』17号 共著(朝日新聞社)

■社会活動等
1983年より2001年まで京都市文化財保護課に勤務。美術工芸品担当として、京都市内の文化財調査に従事し、文化財の指定等を行う。また、「甦る平安京」展(1994、京都市美術館)、「京の絵師は百花繚乱」展(1998、京都文化博物館)、「祇園祭の美―祭りを支えた人と技―」展(1998、京都市美術館)等の展示委員、実行委員等を務める。また、現在は祇園祭関連の委員、公益財団法人滋賀県文化財保護協会監事などを勤め、地域の文化財保護や文化育成に貢献している。

所属学会

美術史学会会員/公益財団法人滋賀県文化財保護協会監事/
祇園祭山鉾装飾品等専門委員会委員/滋賀県文化財保護審議会委員/
京都市元離宮二条城保存整備委員会委員/京都御所障壁画修理指導/
京都市元離宮二条城二之丸御殿障壁画模写事業指導/
彦根市文化財保護審議会委員/文化庁文化審議会文化財部会専門調査会委員/
金沢城二の丸御殿復元整備専門委員会委員/延暦寺根本中堂廻廊保存修理事業専門委員会委員

 

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