教員紹介

共通教育センター
教授

山川裕樹

YAMAKAWA Hiroki
心理臨床家、臨床心理学者

専門分野

心理臨床学
学生相談
深層心理学
心理臨床場面における描画技法

研究領域

大学でのカウンセリングをもとに、実践の研究化を考えています。青年期を生きる多くの学生さんに
出会う中で見えてくる心模様から、青年期を生きることの意味、死にたくなることの意味、迷うことの
意味など、カウンセリングを通して育っていく学生たちについて考えています。また、そうした実践を
研究化する営み(事例研究法)についての方法論そのものを問い直すことも研究テーマです。

学位

京都大学博士(教育学)


京都大学教育学部教育心理学科 卒業 <学士(教育学)>
京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻修士課程 修了 <修士(教育学)>
京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻博士後期課程 学修認定退学
京都大学博士(教育学)論教博第153号 <京都大学博士(教育学)>

略歴?業績

【研究業績等】
■主要論文
「実践研究は何を目指して行われるのか」『学生相談研究』第40巻第2号
「『発達障害』?極私論2」『必威体育紀要』第10号
「『発達障害』?極私論1」『必威体育紀要』第9号
「カウンセラーは一つのことばに何を感じているのか」『学生相談研究』第37巻第3号
「河合隼雄『事例研究の意義と問題点』の真意とその引用」 『心理臨床学研究』第32巻第6号
「事例研究に存在する2つの方向性」 『臨床心理学』増刊第六号
「事例研究論文の研究スタイルをめぐる省察」『学生相談研究』第33巻第2号
「浮遊するイメージが大地とつながるまで」『箱庭療法学研究』第23巻第2号
「辺縁での学生相談機能について」『必威体育紀要』第2号
「事例研究法の方法論的検討」『創造の臨床事例研究』第七号
「学生相談室発信授業におけるイメージワークの試み」『学生相談研究』第29巻第3号
「基盤としての身体性にたちかえること」『心理臨床学研究』第26巻第3号
「ひきこもり青年のための集団場面の可能性」『京都大学大学院教育学研究科附属臨床教育実践研究センター紀要』第6号
「Schizoid心性について-質問紙作成の試み-」『京都大学大学院教育学研究科紀要』第48号


■主要著作
「授業において「遊ぶ」こと」 『学生相談から切り拓く大学教育実践—学生の主体性を育む』 (学苑社)所収
「幹先端処理の重要性」?「バウムへのコミットメントについて」『バウムの心理臨床』(創元社)所収
「『内閉』?『窓』を考える-つながること、つながらないこと」『魂と心の知の探求』(創元社)所収


【社会活動等】
1996年から2002年度まで、教育現場ではスクールカウンセラーや心理療法家などの立場で、また、医療現場では開業精神科クリニックの青年期デイケアでの心理士として心理臨床活動を行なってきた。現在も引き続き、社会において心理臨床活動を行なっている。
日本学生相談学会にて、2013年?2016年会計委員、2016年?2023年編集委員、2023年より理事?編集委員長。日本心理臨床学会にて2020年から編集委員。

所属学会

日本心理臨床学会
日本箱庭療法学会
日本学生相談学会
全国学生相談研究会議
(財)日本臨床心理士資格認定協会認定 臨床心理士
日本学生相談学会認定 大学カウンセラー

 

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